Q.腰痛から腰を守るためには腹筋の働きが必要ですが、一体なぜでしょう。
今回から新連載を開始します‼︎
「動いて学ぶセルフメンテナンス」
記念すべき第1回テーマは
"腰を支える腹筋"です。
腰痛を経験した事のある方は、
一度聞いたことがあるでしょうか。
「腰痛予防に腹筋を鍛えましょう。」
しかしながら、実際に腹筋は体の前側に存在していて、後側つまり腰側の筋肉は背筋(正式名称は脊柱起立筋)です。
しかも腹筋運動と言えば床に寝て行う、上体起こしをイメージすると思います。
そうすると当然ながらの疑問として
腹筋を使ったら腰が丸くなるのでは?
腹筋じゃなく背筋の間違いでは?
と言うように考えがちです。
一体なぜ腰痛予防には腹筋が必要なのでしょうか。
試してみましょう!💡
腰に負担のかかる動きでわかりやすいのは、前屈みや腰の反りです。
【チェック】前屈み/腰の反り
痛みや辛さ、動かしにくさを感じるでしょうか。
この時の柔軟性も覚えておきましょう。
続いて、
【エクササイズ①】仰向け腰つぶし20回
仰向けで寝て,腰で床を強く押します。
息は止めずに行いましょう。
【エクササイズ②】全力腹式呼吸20回
息を吐く時→お腹を最大まで凹ませる。
息を吸う時→お腹を最大まで膨らませる。
いかがでしたか?
意外と腹筋を使った感覚があると思います。
さて、それでは
【再チェック】前屈み/腰の反り
動かしてみてどうでしょうか。
・痛みや辛さ、動かしにくさ
・動かしたときの柔軟性
変化があると思います。
なぜ腹筋は腰を支えるのか。
実は
腰の負担の1番の原因は
腹圧の低下です。
腹圧とはお腹を囲む筋肉によって作られる、空気圧です。
イメージとしてはお腹に縦長の風船が入っていて、それが腰を支えるエアーバッグとして機能します。
腹筋が弱まると、このエアーバッグに圧をかけられず、空気が抜けてブヨブヨの状態になってしまいます。
そうすると
腰を骨と背筋だけで支えることとなり、負担が強まってしまうのです。
つまり
腹筋は適切な腹圧をかける働きをもって
腰の負担を軽減しているのです。
さて
今回はここまで。
これを経て、是非もう一度先程のエクササイズを行ってみてください。
次回もお楽しみに(^^)
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